プーシキン美術館所蔵浮世絵コレクション(18-19世紀)

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後期 (1804-1867年)

浮世絵の発展史の後期は、寛政の改革(1789-1801)に従って1790年に行われた出版統制にしばしば関連づけられます。この時以来、浮世絵はすべて、必ず検閲を受けるようになりました。芸者の図と役者絵が検閲を受け制限されたため、風景画や花鳥画、武者絵が発展しました。

この時期に活動した、もっとも有名な絵師たちに、菊川派の代表的な絵師たち、すでに三代目歌川豊国を重ねて名のっていた歌川国(くに)貞(さだ)(1786-1864)、歌川国(くに)芳(よし) (1797-1861)、歌川広重(1797-1858)などの歌川派の後期の絵師たち、そして1770年代には勝川(かつかわ)春(しゅん)朗(ろう)の名ですでに活躍していたものの、その創作が真に開花したのは浮世絵史の後期とされる葛飾北斎(1760-1849)がいます。

相州大山ろうべんの滝

葛飾 北斎

相州大山ろうべんの滝

揃物 諸国瀧廻り

1833年ごろ. 1860年代の再版画

А-30618

扇屋内花扇

二代目喜多川歌麿

扇屋内花扇

年頃 1805–1810

А-3632

菖蒲に鴛鴦

葛飾戴斗二代目

菖蒲に鴛鴦

1822–1830年頃

А-33735/б

岡本屋内・勝山

歌川国芳

岡本屋内・勝山

1834–1835年頃

А-30549

東都葵ヶ岡の滝

葛飾 北斎

東都葵ヶ岡の滝

揃物 諸国瀧廻り

1833年ごろ. 1860年代の再版画

А-30615

品川の早月

歌川国芳

品川の早月

年頃 1840

А-29618

狐の嫁入図

歌川国芳

狐の嫁入図

1839–1840年頃

А-3927

菊見

歌川国芳

菊見

1840年代

А-33745

政岡.

歌川国芳

政岡.

1841–1842年頃

А-30551

神功后皇

歌川国芳

神功后皇

1842年頃

А-34132

十一段・城の攻略

歌川貞秀

十一段・城の攻略

1842 (1845)年以前

А-30324

午

歌川国芳

揃物 美盾十二史

1845年

А-30023

卯

歌川国芳

揃物 美盾十二史

1845年頃

А-30032

大江山鬼住家図.

歌川芳虎

大江山鬼住家図.

1843 - 1846

А. 29516-29518